私のお気に入りの野草や野菜を紹介するコーナー。 今回はカラスノエンドウです。
カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)はマメ科の野草で、 一般には雑草扱いされますが嘗ては栽培されていたこともある植物です。
晩秋に芽生えてある程度成長したら冬を凌ぎ、 春に開花して夏前に莢をねじらせ完熟した種を弾き飛ばして拡散します。
カラスノエンドウは食べられる野草で、春が旬とされていますが、 私は以下の理由から1, 2月の真冬が良いと思います。
-
全草が柔らかく食べやすい
カラスノエンドウは新芽を食べるものですが、 この時期なら適当にちぎればどこでも柔らかく食べやすいです。 春になると丈が伸びて固く筋ばんだ部分が現れます。 -
虫が殆ど付かない
3, 4月になると先端の葉が折り畳まれた部分にアブラムシが「ビッシリ」付きます。 逆に真冬の極寒の中では虫が滅多に付きません。 洗うのが非常に楽になります。 -
他の野菜が育たない
1, 2月は寒すぎて大抵の作物が育ちません。 葉っぱ系の野菜が少なくなりがちなので、 相対的にカラスノエンドウの価値が高まります。
雑草扱いされ、どこにでも生えているので採ろうと思えば大量に収穫できます。 大量に集めて卵炒めでもすれば簡単に一品になります。 完熟した種も虫が少ないのでオススメです。
カラスノエンドウはマメ科で、大気中の窒素を地中に固定し養分を増やす効果があるので、 収穫はそこそこにして緑肥にするのも良いです。